この冬、SEコースの思考開発プログラムでは、8週にわたって、「ゾムツール(Zometool)」に取り組みました。
ゾムツールとは、アメリカのNASA.やMIT.を始め、数学や建築、化学といった分野の研究者の方々に支持されている構成キットです。 故ライナス・ポーリング博士やペンローズ博士、ジョン・コンウェイ博士達に賞賛されたゾムツールは、1995年にNYトイショーに子ども達の玩具・教具として
デビューしました。
単純な形から複雑な立体構造を自由に作ることで、図形や数学などの考え方や問題解決、ひいてはプログラミング能力など、論理的な考え方が養えます。
基礎を学んだあとの、ゾムツール・最終の7回目、8回目のテーマは、「20秒以上回るこま」と、「芸術的なこま」を、制限時間20分以内に製作することでした。
第1ミッションの「20秒以上回るこま」の作成では、重心を考えながら、“どうすれば長く回るのか?“に取り組みました。
第2ミッションの「芸術的なこま」では、見た目や回転している様子などを試行錯誤しながら、沢山の素敵なこまを完成させました。
その後は工夫した点などを、レポートにまとめ、みんなの前での発表会となりました。
(Y.T. T.F. 2月22日記)
EQWELのスーパー・エリートコース(4年生~6年生、無学年制)では、毎回1冊のテキストのほかに、
◎記憶取り組みテキスト(元素周期表、日本の和の色、長さ速さの単位・・)
◎思考開発取り組み(図解力、説明作文、ロジカルシンキング、星座・・)
◎理科・社会科の高速学習(生物、物理、地理、歴史、公民・・ )、などの内容を学んでいます。
今回は、そのうちの “思考開発取り組み” 中の「星座」についてご紹介します。
「星座」取り組みは、全7回のレッスン。”星座” を透明ビニール傘に、白色で描いていきます。傘を空にかざすことで、”星座” を全方向、見ることが出来ます。
“型紙を作って”・・、“傘に貼って“・・、ホワイトで、”ビニール傘の表面に星座を写していって”・・。
ちょうど、夏休み前後の2,3か月、わくわくしながらみんな取り組みました。
作りながら「あった。あった。デブの白鳥=デネブ」、「夏の大三角は・・」と幼児コースや、STEP3(小学3年生コース)までに覚えてきた、星座関連のフレーズや、歌が笑い声の中、飛び交っていました。正に復習中といった感じです。保護者の方々からも ”実際に作ることでより一層、頭に入ったようです。” と仰って頂きました。完成後はみんなで実際に星座や星の動きを確認しました。
楽しみながらの復習!笑顔がいっぱい見られました。 Y.T.記
「感謝の気持ち伝えていますか?」
・・<スーパーエリートコースの思考開発テキスト:テーマ “お便りします” >より・・(6月のレッスン時より)
最近はメールやラインといったものが多く、手紙を書く機会が少なくなりました。
「郵便番号って何?」という声も聞かれる中からのレッスンスタートとなりました。
テーマは「お便り」となっていますが、目的は “あらゆるものに対する感謝の気持ち” に気付くこと、感謝の表現の仕方を工夫する、そして、手紙の書き方やマナーを知ることです。
まずは、日頃思っていてもなかなか言葉で伝えることが出来ていない両親へ。
勿論お父さん、お母さん別々に。初めは照れくさそうにしていた子どもたちも、真剣な表情で書き始め、書き上がった手紙を両親に渡すことができました。
また、身近な日用品に対しても感謝の手紙を。当たり前になっていることにも感謝できることで幸せを何倍にも感じられたのでは?と思います。その後、他の肉親などにも書いていきました。手紙を書き終えた子どもたちは幸せいっぱい、心から満足した表情でした。 Y.T (8月19日)
「お便り」を14通載せます。(12秒ごとに次の”お便り”が出ます。)
スーパーエリートコース(小学校4,5,6年生、無学年制)では、毎レッスン、1冊のテキストのほかに、”思考力“部門として、図解力、論理学、夢実現のための人生企画書作成、など様々な内容に取り組んでいます。12月末から、2月にかけては、【Solid Figure】(=立体図形)でした。
EQWELでは、幼児の頃からパズルや積み木などで、いろいろな図形の取り組みをしてきました。 その仕上げとして、自分がイメージしたものを形にし、それを図面に落として、自分だけの作品を作っていきます。イメージしたかたちを、まず簡単な形に組み立ててみる。それを、図面にし、型紙を作り・・・など、大変な作業でした!!みんなの作品を見てください!! Y.T.
宇部教室の作品16点です。12秒ごとに次の作品に移ります。
スーパーエリートコース(小学校4年から6年、無学年制)には、思考開発の取り組みの一つとして、「マナー講座」というものがあります。
一般的なふるまい、手紙の書き方などを学びます。マナーを身につけることは、相手の立場に立って考えられる、広い視野での思考が必要になります
敬語の使い方、時と場に応じた挨拶から表情に至るまで、いろいろ学んだ後、絵を見ながら公共の場にふさわしくない態度を「私のワースト3」として選び、その理由を発表します。
その後、更にクラスで話し合い、「クラスのワースト3」を決定します。
最初の絵のシーン1ではみんなが納得するワースト3を選ぶまでにかなりの時間がかかり、なかなかまとまらなかったのですが、シーン2では、危険度、不快度を加えるだけで、発表の仕方からまとめ方まで変わってきました。
ただ自分の意見を発表するだけではなく、理由もしっかりと表現しなければならないので、大変そうだった子ども達も、回数を重ねる度に楽しい気持ちになり、また、下級生も、上級生の発表を聞くことでコツをつかんできました。
どの子の意見も、説得力が出てきて、形ばかりではなく、心の伴った思いやりのあるマナーを学ぶことが出来たと思います。 Y.T. (10月15日)
スーパーエリート・コース(4・5・6年生の混合クラス)では、アメリカのNASAやMIT(マサチュセッツ工科大学)を始め、数学や建築、化学といった分野の研究者たちに支持されている、構成キットのゾムツールを使って、さまざまな取り組みをします。
空間のイメージ形成、問題解法だけではなく、「手を動かし、脳を鍛え、試行錯誤しながら作品を作り上げる」ことに取り組んでいきます。
1年の終わりには、まとめとして建築物を作るだけではなく、それらを作るのにどれだけの費用がかかるのかを「建築見積書・報告書」にして発表します。
設計した建築作品には、導入で学んだ黄金比も入れています。
思い思いの素敵な建物。どれを見ても夢があります。また「餅まき」の好きな山口県の子ども達、「家建ち、棟上げの餅まきをせんにゃあ」などの笑いもあり、楽しみながら脳を鍛え、プレゼン力も高めることができました。 Y.T.